ふかしぎちたい

主に備忘録

「君の名は。」の謎解き

映画「君の名は。」、とても良かったですよね。

本編一回見ただけだと見落としがちなところや、気になるあのことについて書き出してます。

大体「外伝を読め」って話をなる感じがしますが、そちらのネタバレはしないようにしています。本編で語りきれなかった隙間を埋めて理解を深めるのにとても良い作品なので、本編のノベライズ版と合わせて是非読んでみてください。

 

【以下ネタバレ】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


・なんであんなにおっぱいもんでるの?
外伝の「ブラジャーに関する一考察」を読もう。

入れ替わりモノとして物足りなかった人向けの補完にもなります。


・テッシーは三葉のことどう思ってるの?
外伝の「スクラップ・アンド・ビルド」を読もう。

超いい奴。


・三葉と瀧はどこから好きあっていたの?
三葉視点では奥寺先輩をデートに誘ったあたりで自分の気持ちに気づいたのだと思われる。
この出来事の直後の朝に涙を流し、東京に出向く決心をし、失恋をして髪を切るに至っている。
瀧視点は外伝の「ブラジャーに関する一考察」にて。


・瀧と三葉が時間差にきづけなかったのは何故?
入れ替わり現象は互いにとって夢なようなものであり、
その記憶を完全に引き継いで目覚めることはないため。
要は都合の悪いことは覚えていないというなんでもありの

魔法の設定だが、夢とは得てしてそういうものであり、スマホから入れ替わりに関するデータが消える現象に代表される「世界の異物に対する修正能力」の一種とも捉えられる。


・最後の入れ替わりはどうやって起きたの?
口噛み酒を飲むことで瀧と三葉の魂が再び「ムスビ」ついたから。
水筒に口をつけた瀧に対して一葉おばあちゃんが言う台詞に
「それも、ムスビ。(中略)身体に入ったもんは、魂とムスビつくで」とある。
外伝の「アースバウンド」も参照


・三葉の記憶はどうなっているの?
三葉(正史)→彗星で亡くなる(※1)
→瀧との交換現象開始→正史との交換現象終わり(※2)
→瀧口噛み酒を飲む→彗星直前に戻る(再演)
→三葉は※1の記憶を引き継いで瀧として目覚める
→カタワレ時を経て元に戻り、互いに正史から分岐した人生を歩み始める

 

※2までは宮水の娘が代々引き継いでいる力によるものだと思われる。
神と人間を繋ぐ口噛み酒による入れ替わり(再演)はムスビの力が強力であるからか、「そこにいるんだな」といったニュータイプ的な直感に始まり、時間と空間を超越した「神がかった」描写が多く見られる。


・三葉はどうやって父親を説得したの?
外伝の「あなたが結んだもの」を読もう。

父と絶縁状態にあった一葉おばあちゃんが何故あの時役所にいたのか、といった疑問(その状況がおかしいことに気づく余裕がまず自分にはなかったけど・・・)にも答えてくれる。


他に出てきたら適宜追記していきますので、何か気になることとかがありましたらコメントとか@まで連絡いただけると喜びます。